“耳袋は、知恵袋”
政治不信が叫ばれる今、有権者は政治に対してどんな意識を持っているのだろう。河村建夫は皆さんの声を聞き、今後の活動の糧とするためにアンケート調査を実施しました。

福島第1原発事故を受け、日本のエネルギー政策はゼロベースで検討すべき局面にあります。
時代の要請は、原子力発電から再生可能エネルギー推進へと変化しつつありますが、電力の多くを原発に依存する現実を考えると、近々の電力をどう補うのか?など課題は山積です。
あなたは日本の今後のエネルギー政策をどのように進めて行くべきだとお考えでしょうか?
忌憚のないご意見をお聞かせください。
山原一紀 [26才]会社役員/宇部市 |
郷田宏 [53才]会社役員/宇部市 |
梶井英一 [52才]会社役員/宇部市 |
江本智子 [42才]医師/宇部市 |
三原郁雄 [56才]団体職員/美祢市秋芳 |
山口八重子 [70才]無 職/美祢市 |
森 義勝 [62才]無 職/山陽小野田市 |
縄田小夜子 [64才]主 婦/山陽小野田市 |
原田成介 [80才]農 業/山口市阿東 |
増山真吾 [38才]会社役員/萩 市 |
中尾里子 [62才]助産師/萩 市 |
河村明彦 [59才]団体職員/美祢市美東 |
福島第一原発の事故により原子力発電所の安全神話は揺らぎました。自民党は原子力政策を推進してきた訳であり、我々にも責任はあると理解しています。ただ、資源の乏しい日本のエネルギー事情を考えると、必然性の高い政策であったとも言えます。しかし、今となってはいくつかの盲点があったことは否めず、反省するとともに懸命な検証を実施しているところです。
さて、今後のエネルギー政策について有益なご意見を頂戴することができました。皆さまのご意見から推察すると、強弱はあるものの「脱原発にシフトすべき」との考えの方と、「原発の安全性を高めた上での原発容認派」に大別できるようです。脱原発の意見からは今回の事故を教訓に人間が制御できない技術はあまりに危険すぎるとの主張が読みとれました。それに対して、安全性の向上を条件とする容認派の方々は火力発電のCO2の排出問題やコスト、生産量の面についての課題を指摘されるとともに、現状の原発を稼働させながら、再生可能エネルギーの開発を推進すべきとの意向を示されました。これは宇部市の山原さん、美祢市の三原さんのご意見に総称されています。更に、山陽小野田市の森さん、萩市の中尾さん、増山さんからは、原発を恐れず英知を結集して安全性を高める努力をすべきとの積極的なご意見もいただきました。
宇部市の梶井さん、美祢市の山口さん、山陽小野田市の縄田さんからは、今までの様な電気を使い放題の生活を見直すべきではないかとの、ご意見をいただきました。このご意見を拝見して思い出したのが、私の祖母からの教えです。私が子供の頃、電気を点けたままにしていると、祖母は「国の損になるから消しなさい」と言っていましたが、今になって考えますと叡智に富んだ教えであったと痛感しています。しかし、節電にも限界があり、原発の是が非は別にして、今後、原子力発電を拡大していく方向性はありえない現状を受けて、原子力に代わるエネルギー源の確保は急務と言えます。
宇部市の郷田さんは、天然ガスに着眼されています。政府は国内企業による天然ガスなどの調達支援を強化する指針を示しています。政府も原発の穴を埋める電源として火力の位置づけを高めており、円高の強みを生かし、石油天然ガスの権益獲得に力を注ぐ方向性に立っています。多くの方からご指摘のありました再生可能エネルギーに関しては、住宅用太陽光発電の導入を加速するほか、蓄電池の開発に力を入れ、次世代型送配電線構築も推進してまいります。宇部市の江本さんからは誰もが発電に参加できるシステムの構築をとの指摘がありましたが、前述のシステムの中に組み込まなければならない政策です。
また、地熱開発の推進にも力を注いで参ります。日本は地熱の資源量で世界3位を誇りますが、商用発電所は1999年を最後に新設していません。政府はこの度の原発事故を受け、自然公園法などの規制を緩和し、安定した再生可能エネルギーとして地熱活用を拡大する方針を示しています。更には、年間を通じて一定の地中温度を有効利用する省エネ対策があります。東京スカイツリー見学の際に体験したのですが、建物から地下に伸ばした配管に水を循環させて熱交換し、冷暖房の効率を高めています。この省エネ対策は秋芳洞をイメージしていただければ、ご理解いただけると思います。豊富な風力資源を活用する洋上風力発電や美祢市の河村さんがご指摘のバイオマス発電も有力な資源だと考えています。自民党でも総合エネルギー政策特命委員会において、原発政策を検証するとともに、バイオマスや太陽光・風力などの再生可能エネルギーを含めた中長期的な新たなエネルギー政策を取りまとめているところです。阿東の原田さんの「人類の力を信じる。前に進め」とのご意見は、正に日本へのエールです。自民党も世界を牽引するようなエネルギー政策へ向けて全力で取り組みます。